パソコンがドック入り -現代の翻訳環境-

昨日一台のPCをドック入りさせました。ソフト、ハード面の不調ではなく筐体の物理的な不調なのですが、激務には耐えないのでドック入りさせました。

そのPCは、主に翻訳用に使っているもので、使用中のPCの中でnote PCではもっともパフォーマンスの高いものです。

いま翻訳の殆どは、TradosやAcrossなどのメモリー翻訳という機能をもったtoolで行っているのが普通の姿になっています。それらは、普通にある翻訳ソフトでもなく、もちろん字引での無いのです。詳しい説明は後日に譲りますが、内部的にはデーターベースが回っていて、原文と訳文、語彙がそのデータベースに蓄えられて行きます。

翻訳は、デジタルで入ってくるので、それをデーターベースにロードし、プロジェクトとして登録します。納期、使う字引環境、言語ペアその他プロジェクト管理の機能がここで一元的に提供されます。

翻訳の際はワークベンチその他の呼称で呼ばれる画面が出てきて、左に原文、右に訳文が表示され、作業中の一文はさらに下に表示されそこで作業するわです。自分の翻訳tool内に嘗ての翻訳結果がタグ付けされ分類されてて蓄えられています。それが自分の字引にとして機能する分けです。また、クライアントがオーダー時に語彙セットを提供する場合が多くありその場合はその語彙をtoolにセットするわけです。

多くの翻訳者での共同作業や、一連の関連プロジェクトで、訳語の選択、表現、文体その他を完全にそろえるために、こうした翻訳toolの役割は絶大、且つ必須と成っています。

来週ぐらいに、フランスからプロジェクトが入ってきそうな空気となったので、環境最適化のためのPCの整備をとおもい、表記のドック入りをした訳です。E2Jに絞って仕事しているので、海外からの受注を取った方がレートが良いので、こうした海外からのオーダーが殆どと成っていて、ICTの恩恵を最大に使っています。

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